ライスボ~ル⚾️

アスリートフードマイスターの母による野球少年を大きく強く育てる方法。

真剣でまっすぐな目

私にとっては、北海道の冬休みの長さは嬉しいです。
子供たちとスキーに行けることが楽しいのです♪

しかし、私がスキー準指導員の資格を取って初めての冬は、子供たちとスキーをして遊ぶよりは、よそのお子さんと過ごす時間が多い「スキーの先生」としての時間が圧倒的に多いです。
(自分の子供たちのスキーの上達をあまり見れない状態の冬で、ちょっと寂しいのです…。)

この冬は、私は、たくさんのお子さんたちとスキーを通じて知り合いました。
みんな、生き生きと一生懸命にスキーを頑張る姿に毎日感動しています。

一番印象的だったのは、「スキーを履くのは人生で今日が初めてです」という小学校1年生の子供たちを担当した時でした。この子たちには、スキーを装着するところから始めて、歩く、「カニさん歩き」でゆるい坂を登る…というまでの段取りを数時間かけてしました。
カニさん歩きで登っている途中で、ツ――――と後ろ向きで下まで滑って行ってしまう子も続出。滑ってその場で転んで、脱げたスキーを履かせてあげます。何人も。
そしてやっと足で登れるようになって、ちょっとしたゆるい坂を「ハの字」で滑ってみると、止まれない状態です。初めてスキーをするお子さんたちには当然のことです。
止まれないお子さんを私は体当たりで受け止める。それを何人も…。
「スキー、思うように、出来ない…」と限界を感じたのか突然泣き出す子もチラホラ。その子たちを元気づけ、一緒に滑る…。
結構な体力を消耗します…(笑)

でも、子供の上達は驚くほど早いです。その日の午後にはみんなでリフトに一本乗ることにし、ゆっくり止まりながらみんなと滑って来ました。
私はずっと子供たちの顔を見えるように後ろ向きに滑り、オシリは筋肉痛…。

この一年生のお子さんたちとは3日間過ごしましたが、3日目には驚くほど上達し、スキー場の一番上から初心者コースをみんなで連なって、しっかりとちゃんと滑って来れるようになったのです。

転んでも転んでも何度も立ち上がり、真剣でまっすぐな目で前を見つめてスキーで進んで行く。

あの目を、私はずっと忘れないと思います。

初日にスキーを初めて履いて、転んで、泣いて、やっと滑れて…
そんな子供たちが、全員、スキーの検定ジュニア6級に合格しました。
合格を告げられた時の、あの子たちの笑顔、最高でした。(涙もろいので、私は泣きそうでしたが…)

忘れていた何かをハッと思い出させてくれたような、一生懸命に取り組む姿がとても印象的な子たちでした。

私の「スキーの先生」としての冬休みはあと1週間続きます。
毎日300人を超える子供たちがスキースクールに来て、20~25くらいのレベル別のグループに分かれてスキーを習います。

子供たちそれぞれの一生懸命さと、「よしえせんせーーーーい!!」と大きな声で私を呼んで、甘えて来たり、手をつないできたりする子供たちが可愛くて仕方ありません。

子供たちの笑顔が見れるから、疲れていても頑張れます。
そして同じスキー場で、長男と次男が一生懸命に練習している姿もチラ見できます(笑)。

毎日のように、朝早くから子供たちと一緒にスキー場に通い、スキー場に着いてからは行動は別々ですが、それぞれ楽しんでいる冬です。
長男と次男も、私の「先生」としての姿を見るのは新鮮なようです♪

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写真は、300人以上の子供たちが来る前のスキー場。班ごとの看板が立っています。
※この時期は、ブログはスキーのお話が多いですが、ご了承ください…