ライスボ~ル⚾️

アスリートフードマイスターの母による野球少年を大きく強く育てる方法。

摂りすぎなければいい話

先日、テレビをふと見ていたら、某ハンバーガーチェーン店のCMが非常に面白くて、私のツボで笑ってしまいました。

知っている方も多いと思いますが、「ヘーホンホテホハイ」。
ネーミングといいインパクトといい、最高のアイデアだと思いました。
頭から離れません。子供たちも早口言葉のように「ヘーホンホヘホハイ」を連呼して爆笑していました。

ネットで調べてみると、この「ヘーホンホヘホハイ」の特集ページには、「※ベーコンポテトパイでもご注文いただけます。」とこれまたチャーミングな注意書きが隅っこに控えめに書かれていました。

ヘーホンホヘホハイって聞いてすぐにベーコンポテトパイだとピンと来たし、アツアツホクホクの美味しいパイをすぐさま想像できますよね。
もう、脱帽。こういう発想力、私も欲しいです。

先日の講演会で、私はアメリカ生活の食生活のお話に触れさせていただきました。
話の中で、このハンバーガーチェーン店のお話もしました。

アメリカの店舗では、飲み物をオーダーすると、そのオーダーしたサイズの紙コップを空の状態でくれるお店がほとんどです。(店舗によってばらつきがあります)
しかも、Lサイズは日本のLサイズの倍、飲み物は、飲み放題。日本でもよくビュッフェなどで見かける飲み物のセルフサービスの機械が置いてあるのです。好きな飲み物を何度でも飲めます。紙コップのサイズの意味があるのかと不思議に思います。
コーラやサイダーやジュース、レモネード。無糖のものはアイスティーくらいです。(でもアイスティーでも結局いっぱいシロップを入れて甘くして飲む方がほとんど)
水よりも安い炭酸水、どれだけ砂糖を含んでいるか。これを飲み続けて、健康には本当にヤバいぞと今さらながらに気づいたアメリカが、「ソーダ税」なるものを導入しようとしています。これは反対する人たち企業も多く、州によっても取り組み方が違います。

それから、2007年頃、多くのファストフード店を中心とした外食産業では、ショートニングを禁止したと言われています。ショートニングとは、トランス脂肪酸の一種で、揚げ物系に使われていました。それを一切やめ、キャノーラ油や大豆油に換えた…そうです。
トランス脂肪酸とは、聞いたことがある方も多いかと思いますが、血中の悪玉コレステロールを増やし、心疾患を引き起こすと言われています。
アメリカは、外食産業にトランス脂肪酸を禁止しています。トランス脂肪酸というのは、コストが安いのです。身近なものですぐに思い浮かぶのがマーガリンがそうですね。

美味しくて手軽で、子供たちも大好きな某ハンバーガーチェーンのCMを見て、アメリカ生活を思い出し、「そういえば、日本に帰って来てから、ほとんど食べてないなぁ…」とふと気づきました。
アメリカでの話は少し極端でしたが、糖分と油の摂り方に問題があるのは、お国柄というか食文化…とでも言いますか、日本人に比べれば摂取量はかなり上回っています。

アスリートにとっても、もちろん運動をしない人にとってもエネルギー源となる脂質は必要です。でも、トランス脂肪酸は意外と身近に口にすることが多いかもしれません。気づかないうちに摂取が多くなってしまうと、悪玉コレステロールが増え、病気のリスクをあげてしまいます。

現代の生活では摂りすぎると健康に影響を及ぼすかもしれないけど、完全に避けることができない食品がたくさんありますが、でも神経質にならずに、楽しく美味しく食事をするのが一番だと思います。摂りすぎなければいいのです。

上手くつきあって、ストレスにならないことが一番です。

かなり極端な話ですが、人間は死に向かって生きているようなものです。
あと何回、食事ができるだろうと逆算していくと、神経質になって食べたいものを制限するよりは、楽しく美味しく食事をする方が幸せな生き方だと私は思います。

でも、ほどほどにですよ。なんでも摂りすぎはよくありませんし、その辺は、みなさんがそれぞれの考え方でバランスを保っていればいいと思います。
心の健康が、身体の健康につながります。


ヘーホンホヘホハイが食べたくなって来ました…。
期間限定商品なんですね、これ…。

f:id:afm-yoshie:20171019223222j:plain