ライスボ~ル⚾️

アスリートフードマイスターの母による野球少年を大きく強く育てる方法。

20品目で合格!

「主食、主菜、副菜、牛乳・乳製品、果物をバランス良く食べましょう。」は、今まで私のブログに何度か登場してきたフレーズです。
これは、農林水産省と厚生労働省が平成17年に決定した食生活の指標にも出てきます。


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(引用:食事バランスガイド 農林水産省・厚生労働省)


日本人の食生活においては、気を付けて食材選びをすれば、この図のようにしっかりと食事を摂ることは比較的簡単だと思います。
年齢や性別、一日の活動量によって、消費カロリーはそれぞれ違いますから、それに応じて食べる量も変わりますし、アスリートとっては、スポーツの種目別で食事の摂り方も特殊になる場合もあると思います。

既にご存知の方も多いと思いますが、あらためて説明しますと、
・主食:ごはん、パン、麺類など
・主菜:肉、魚、卵、大豆料理など
・副菜:野菜、きのこ、いも、海藻料理など
です。ここでは「牛乳・乳製品」「果物」の説明は省かせていただきますね。

栄養素で言うと、主食は「炭水化物」、主菜は「たんぱく質」、副菜は「ビタミン、ミネラル、食物繊維」、牛乳・乳製品は「カルシウム」、果物は「ビタミンC、カリウムなど」を主な供給源とするものです。
なんだか、こう見ただけでも、バランス良く食べておかないと、身体の健康に影響が出そうですよね。
影響でます。だから食べましょう。
・・・そうしたいところですが、現代人の忙しい食生活では、このバランスを上手く摂ることが本当に難しいです。

料理する時間もない時、食べるものには本当に困りますよね。
コンビニに行っても、お弁当屋さんに行っても、揚げ物中心のものがどうしても多いですよね。揚げ物でなくても、脂質の多そうなものばかり。
逆を言えば、現代人はアッサリしたものよりも、結局そういうものを好み、手軽に食べてしまっているんです。
以前の研究結果で、同じ昆布だしだけのスープの入った器を用意して、一つに昆布だしだけのスープ、もう一つに油を一滴垂らした昆布だしスープを何人かの人に飲み比べてもらったら、油を垂らしてある方の昆布だしスープが美味しいと答えた人がほとんどでした。

若い人ほど、油の多い食事を好み、こってりした味付けに満足感を得ます。味覚がそうなってしまっているんです。

人は、1日に30品目を摂取すると良いと言われていますが、普通の生活で30品目を摂るのは難しいことだと思います。

このように書いている私でも、やはり、お惣菜やお弁当を買うときはどうしても無意識に脂質の多いものを選びがちです。そして、そういうものは、シンプルにこってりだったりして、食べる食材は30品目なんてほど遠いと思います。
でも、それではいけないと目を背けた時に、お惣菜売り場で私の目に入ってきたあるお弁当。
当たり前のように買えるお弁当「幕の内弁当」(和風のお弁当)は、現代人の食生活のお助けマン的存在です。今は幕の内弁当もいろんなバリエーションがあって、選ぶのも楽しいですよ♪
俵型のごはんじゃなくて普通に盛り付けてあるものも多いですよね。

味の濃いものを食べたい衝動をガマンして、食べてみてください。
現代人はあまり噛まずに早食いの人も多いです。幕の内弁当のような和風のお弁当は、よく噛むことができる固い食材(野菜)も含まれています。

先日、私が試しに買ってみたお弁当です。ちょっと贅沢にデパ地下で購入しました♪

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ごはん、ひじき、にんじん、れんこん、ちくわ、じゃがいも、玉ねぎ、がんも(大豆)、ししとう、卵焼き、さば、生姜、鶏肉、ほうれん草、たけのこ、えび、ネギ、大根(おつけもの)

食べながら、ざっと数えてみました。多少の誤差や見落としがあるかもしれませんが、18品目の食べ物を摂れました。(えびの衣は数えていません)
どんなに少しの量でも、摂取するにこしたことはありません。
このお弁当の他に、お味噌汁をつけたり(インスタントでもいいんですよ)、デザートで果物を食べたりすれば、摂取する食材の種類はさらに増えますよね。
30品目まで完璧に取れなくても、20品目くらいで合格点だと思います。
ムリせず、頑張りすぎず、考えすぎずに食事は美味しく楽しくです。


濃い味のものを食べたい時に、少しガマン。でもお腹いっぱい食べられます。
健康にやさしいお弁当は、まさにバランスの良い食事を理想に近づけるものであるのです。